節約ライダーのブログ(F650GS)

子持ち貧乏サラリーマンが(カミさんに怒られないぎりぎりで)人生を最大限に楽しんでます

バイクDIYメンテと「う〇こ」のお話

オイル、オイルエレメント交換しました。
ついでにエアフィルター交換します。

F650GSは、普通のバイクが燃料タンクになっている部分にバッテリーとエアフィルターが付いています。左からオイルリザーブタンク-バッテリー-エアクリボックス。
重心を下げることと燃料の増減で重心バランスが変化するのを避けるため・・・が理由のようです。ただ、燃料タンクの代わりにバッテリーここに置くと重心があんまり下がらないような・・・。
おかげでこのバイクの整備性が著しく悪くなっています。バッテリーの劣化が激しいこのバイクは定期的にバッテリー液の確認が必要なのですが、アクセスがとにかくめんどくさい。しかも、燃料タンクがシート下で給油口が右横。キャンツーなんかでタンデムシートに荷物を置くと給油がしにくい・・・などの弊害があり私はここに燃料タンク置いてもらったほうがどんなに良かったことか・・・と常日頃思ってます。ちなみに、同じように燃料タンクがシート下にあるホンダのNC700なんかは、給油口がタンデムシートを跳ね上げなければ給油できないがために、荷物の多いキャンツーには全く不向き。


話を戻して・・・
結構汚れています。
個人売買で買ったタイミングで前オーナーさんが交換してくれていたので3年2万キロ使用の汚れです。

前オーナーさんんはBMW純正品を使用していましたが、今回は社外品使用です。形状はほぼ一緒。

オートバイ用 部品 エアクリーナー BMW 650 F650GSに対応
オートバイ用 部品 エアクリーナー BMW 650 F650GSに対応
F Fityle
自動車用品



と、ここで、思い立ってエアフロ清掃することにしました。

清掃前です。一度清掃した形跡があります。前オーナーさん使用時にエンストの症状が出て色々手を加えたとおっしゃっていたので、たぶんその時に実施したと思われます。
ちなみにその症状、私が買うときの試乗でも出ました。交差点で止まる時、シフトダウンのアクセルオフのタイミングでエンジンが切れます。購入後に私も色々試したのですが、どうやらバッテリーの電圧が下がると出るみたいです。3年乗ってますが3回ほどそう言う期間があって、どれもバッテリー交換後1年くらい経過すると出始めます。先月も出たんですが、去年購入したトリクル充電器使用で症状が改善しました。前オーナーさんが色々メンテナンスや部品交換で改善を試みたようですが、意外と簡単な原因だったみたいです。ちなみに前オーナーさん、バッテリーはしばらく交換してませんでした。


使用するのはこれ。

KURE(呉工業) エアフロクリーン (170ml) エアフローセンサークリーナー [ 品番 ] 3018 [HTRC2.1]
KURE(呉工業) エアフロクリーン (170ml) エアフローセンサークリーナー [ 品番 ] 3018 [HTRC2.1]
KURE(呉工業)
自動車用品


我が家の他の車両もこれでたまにフキフキしてます。アイドリング時のエンジン振動が劇的に改善しました。


スプレーして濡れている間に歯ブラシで指の入らない裏側も清掃します。

う~ん・・・
かなりゴシゴシ拭いたのですが、どうしてもこれが落ちない・・・

まあ、特に調子が悪いわけではなかったので、これで良しとします。


結構汚れていました。

本題に戻って、フィルター交換を続けます。


と、ここで又また気になったものが
チョットわかりにくいですが・・・

エアフィルターのボックス内に油がべっとり・・・
これは、ブローバイガスをボックス内に還流させて、エンジン内に充満する未燃焼ガスをもう一度燃焼させてやるシステムによる副作用。


ボックスもそれを想定して下部にオイル抜きドレンが付いていて、形状もエンジン内にオイルが流れ込まないような形状になっています。ボックスって無駄に大きく見えますが、きちんと意味があるようです。とはいえオイルは垂れるほどは溜まっていません。エアクリーナーを外したところから手を突っ込んでフキふきしました。ウエスを見て頂けるとわかりますが結構汚れてました。


やっと本題のエアフィルター装着していきます。
と、ここで問題が・・・


エアクリボックスーフィルターー導入口
この3つをはめ込まなければいけないのですが、どう見ても3つ目が入らない・・・。
フィルターの青い部分はスポンジ質なので押し込めば変形するのですが、押し込む方向が悪くしかも周りは樹脂なので下手に押し込むとあらぬところを破損しそう・・・。

そういえば、今まで装着されていたフィルターなんか無理やり取り付けていた感があったような…


削ります(笑)

全体的に2mmくらいカッターで削りました。

ガッタガタですが(笑)
結局無理やりはめ込むことになりましたが、これで良しとします。


続きまして・・・

先々週、出先でウィンカーがぶっ壊れました。
もともとウィンカーのスイッチの動きが悪かったのですが、ついに全く動かなくなり、出先のスーパーの駐車場で1時間くらいかけてグリスアップしました。なぜ、1時間もかかったか・・・?と、言うと、部品が飛ぶんです(笑)
ウィンカーのスイッチ部分にはバネとベアリングが2か所に使われていて、スイッチ操作後に自動でセンターに戻ったり、スイッチを押すとウィンカーがキャンセルされたり・・・の動きはこのばねとベアリングによってできるようになっています。開けてみると意外と単純な構造。でも、このばねとベアリングの組み合わせは、機械いじりする人には鬼門として知られ(?)とにかく扱いがめんどくさい。


まずはウィンカー部分を開け・・・

スイッチ部分を裏から押し出し・・・

マイナスドライバーで蓋を開ける。


ちなみに出先ではこの細いマイナスドライバーがなくて、たまたまトップケースの工具箱に捨てずに残ってたヒューズの足を使ってこじ開けました。

エーモン ミニ平型ヒューズ 15A 10個入 2984
エーモン ミニ平型ヒューズ 15A 10個入 2984
エーモン(amon)
自動車用品



で、これが問題のバネ。
ベアリングはどこ?


こちらです(笑)

サイズが分からなかったのでセット品買いました。測りたくても無いから測れないし・・・



Breezliy スチールボール ベアリングボール 自転車 車輪 軸受け 鋼球 バイク 自転車ホイール ボールベアリング スペアパーツ 交換用の部品 590個セット(1-8mm 12種サイズ)
Breezliy スチールボール ベアリングボール 自転車 車輪 軸受け 鋼球 バイク 自転車ホイール ボールベアリング スペアパーツ 交換用の部品 590個セット(1-8mm 12種サイズ)
Breezliy
家の修繕

たかだか小っちゃい球一つに¥1299は痛い出費ですが、たぶんディーラーにお願いしたら当然アッセンで数万円は取られますよね?
しかも、このベアリングはセット品なので、今後はいくら玉を飛ばしても安心です(笑)


ちなみにベアリングは無くても操作は問題なくできました。若干操作が軽すぎるのと、バネが直接可動部分に当たっているせいか、たまに引っ掛かりを感じる程度。ただ、こういうのを放っておくと更なるトラブルを招くのできちんと直しておきます。

バネの先端にボールを置いて、ボールを落とさないように慎重に元に戻します。
落として無くしても替えはいくらでもあるので気を落ち着けて・・・
やっぱり何回か落としましたが(笑)


組付けは案外あっさりと終わりました。
前回はボールの位置が分からず右往左往していたのですが、案外簡単なとことが定位置でした。


そこら辺のグリスを塗って元に戻して終了。
この時グリスと間違えてエアフロクリーナーかけちゃいましたが内緒です(笑)


そういえば、出先でグリスアップってどうしたのか?さすがにグリスは常備していません。実はバイクはいいところにグリスが置いているんです。それはチェーン。しかもチェーンカバー内には大量の「ルブウ〇コ」が残っているんです。このウ〇コを利用して固まったスイッチの動きを復活させて帰ってきました(笑)。


今回の教訓としては「ウ〇コはある程度残しておこう」です。7月に北海道へキャンツーに行く予定ですが、少しでも荷物を減らしたい長距離ツーリング中のチェーン注油をどうしようか迷っていたのですが、これで解決です。
長距離ツーリング前はあえてチェーンメンテナンスは注油のみとして、清掃までは行わず、ウ〇コを付けたまま走り、油が切れてきたらウエスかなんかで周りのウ〇コをチェーンに塗る・・・という方法を取ることにします。
これは我ながら良いアイディア!
皆さんも自己責任でお試しあれ(笑)


今日の作業はディーラー行かない分、3万は節約したかな?

バイクのシートを改造!

北海道にツーリングに行くことにしました。コロナ渦ですけど…


時期は7月なのでまだ先なのですが、かねてよりやろうと思っていたバイクシートの改造を、これを機にやってしまおう。ってことで、いろいろ材料を集め、先週ついに着手!

用意したのがこちら。
純正シートYAHOO オークオークションでポチりました。
左が今回買ったもの。価格¥1なり(笑)
もちろん送料のほうが高いです。

合皮レザー生地(黒)137×80cm
合皮レザー生地(黒)137×80cm
布百選 切り売りシリーズ
自動車用品

買った表皮は上のものではないんですが、とにかくよく伸びる生地です。



まず、今のシートに何が不満かと言うと
①シートが低すぎ
これはF650GS(シングル)の利点でもあり欠点でもあります。
足つき性を言えば、デュアルパーパスとしてはかなりの高得点。身長175cmの私なら両足踵べったり…どころか、膝が少し曲がります。交差点での安定感。ちょっとしたラフロードでの安心感は抜群で、足つき性が気に入ってこの車種を選んだ!って言えるほどこれはこれで悪くはないのですが、いかんせんシートからステップまでの距離が近い。つまり膝が曲がった状態になってしまうのです。短距離なら取り回しの良さから何も不満は無いのですが、長距離、長時間を走っているとだんだん膝や腰に負担がかかり、体がしんどくなっていくのです。


②荷物が安定しない


フルパニアの私の車両は、それだけで大量の荷物が積載できる
のですが、1週間の北海道ツーリングとしてキャンプ道具、焚き火セット、着替え、プロテクターの予備(暑いとき用寒いとき用)を積載するとかなりな大荷物になり、積み方を間違えると結構危険です。
フル積載の際はタンデムシートの上にタナックスの86Lツーリングバックとテントを積載するのですが、シートはふかふかのクッションがあり、荷締めベルトをぎゅうぎゅう絞めてもふかふかのシートの上なので幾らでも?締まってしまうのです。


③キャンプ道具を素早く積み込みたい


キャンプでまず設営するものって「テント&タープ」だと思うんです。
で、撤収の時、特に雨が降っている日なんかだと最後にしまうのが「テント&タープ」なんです。最初に出すものと最後にしまうものが同じなので、必然的に積み下ろしが楽なように一番積み下ろししやすい場所に積み込むのがセオリーなんですが、そこは制約の多いバイクのこと。テント&タープはキャンプ場以外では使わないので、移動時の体温調整用の服とかカッパとか…出し入れする頻度が多いものは上に積たい。そして、重量の点でもテントもタープも意外と重たいので、重量配分を考えると重心は低く真ん中に寄せたほうがいい。つまりテント&タープは奥の下に積み込みたいんです。
そうすると重要になってくるのが積み下ろしのしやすさ。つまり工夫が重要なんです。


今回は純正シートは普段使いに今後も使用します。
なので今回はロングツーリング専用のものを制作します。
ポイントは
1,タンデムシート部分を撤去
2,アンコ盛りによるハイシート化
です。



F650GS(シングル)はもともと国内の販売数が少ないのに加えて最終型が販売終了してから14年ですのでパーツの需要がすくなんでしょうね。
中古パーツが安く手に入ることはありがたいことではあるんですが、もう14年かぁ…いつまで乗れるんだろう?
キャブ車なら何とかなるんですけどインジェクションは生産終了した部品が故障した時点で終了ですからね…


そういえば、純正シートはこれで4つ目です(笑)
一つ目は車両に元々ついていたもの。もう一つは車両を購入した際に前オーナーさんがおまけで付けてくれた赤いシート。
3つ目が、ハイシートが欲しくて同じくポチった黄色シート。残念ながらこちらはローシートでその上シートが硬化していて使い物にならなかったのできれいに掃除しただけでヤフオクで売却しました。
そして今回が4つ目。
今思えば黄色シートを手元に置いておけば今回買う必要なかったんですが、リベンジでハイシートをもう一回探していたのですが、なかなか出てこない。出てきても意外と高価。
で、今回の購入に至りました。

今回購入したシート、出品者様曰く「硬化している」とのこと。ただし今回は自作ハイシートを作るためにアンコ盛りするので、硬化は関係なしです。右側のシート指で押しても沈み込みが少ないのが分るでしょうか?しかも一か所穴が開いてます。
表皮の生地がなんか違います。純正の仕様変更か、前オーナーが変更したかはよく分かりません。


シートを裏返しステップルを抜いていきます。
硬化しているものの裏を見る限りは、わたしのものよりキレイです。

ネットで「マイナスドライバー抜くと良い」というのをよく見ますが、マイナスドライバーをすき間に差し込んで抜く作業が意外としんどい。
で、ニッパで挟んで抜いていきます。結構サクサク抜けます。たまにニッパなのでちぎってしまうのですが、力加減気を付けて切れないように抜いていきます。


めくります。
表皮とクッションは接着されているようですが、割と簡単に剥がれます。が、端が欠けてしまいました。


タンデム部分は切って捨てる部分なので問題なしです。


一応念のため今回撤去する後ろ部分から剥がします。
シートが硬化していると書きましたが、実は硬化していたのはシート表皮でした。剥がすとき硬くなった表皮はバキバキ音がなるほど硬くなっていましたが、クッションはフカフカでした。たぶん使わずに手放した黄色のシートも表皮が硬くなっていただけかな?



予感が的中!問題が発生しました‼
後ろ部分で練習したつもりだったんですが、膝に当たる部分のクッションがちぎれてしまいました。しかも両方とも…。


最終的にはシート表皮で隠れるのですが、ニーグリップで足に当たる重要な部分。
しかもクッションが薄く補修しても凹凸が表面に出てしまうのではないか?という不安がよぎります。が、やっちまったものは仕方ない。
対策は後で考えることにして、気を取り直して先に進みます。


今回使用するスポンジです。

腰を悪くしたときに購入しましたが、いまいち定着しませんでした。
低反発なのでクッション性は抜群。

シートに合わせてカッターで削っていきます。
削ってはシートにまたがり、削ってはまたがり…を繰り返したのですが、
削りすぎました(泣)



削る前はおしりの安定感が抜群だったのですが、削っていくにつれ左右のサポートが減り、しかも低反発なのでおしりの移動がしにくい。これは、シート表皮貼っていないからの可能性もあるのですが、いまいちしっくりこない。


で、目先を変えて別の素材で再チャレンジ

ホームセンターが閉店するというので全品30%オフで何もかも売りつくしていたときに買いました。今から15年前の話です(笑)
ようやく日の目を見ることができました(この後シート表皮で永遠に日の目を見ないことになるのです…))。
上のクッションより固めですが、意外と座り心地がいい。1cmを3枚重ねていい感じの高さになりました。



で、ここでまたトラブルが!




画像は無いんですが、この後バイク倒します(´;ω;`)




理由は、何回も削ってまたがってを繰り返していて緊張感が無くなっていたこと。クッションを固定していないことから、またがったときにクッションを落とさないように気が取られて、バイクの傾きに気がまわらなかったこと・・・
途中までは踏ん張っていたのですが、これは無理・・・ってことで、あえなく横倒しに。
画像撮るほど気持ちに余裕はありませんでした。


被害として社外の左グリップガード割れました。


金額は左右で¥1500くらいのものなのでたいした被害ではない。しかも前回左側にこかしたした時に壊れていなかった右側を取っておいたので、実質被害はゼロです。
が、精神的ダメージはお財布以上に大きく・・・


気を取り直して・・・
って思ったんですが、夕方から雨の予報。予報通り雨が降ってきて本日は終了。


次の週!


タンデム部分を切り取ります。
今回はスポンジ形成の必須アイテム!? アラカンを購入

タジマ(Tajima) アラカンスタンダード 甲丸刃 AK-STDR
タジマ(Tajima) アラカンスタンダード 甲丸刃 AK-STDR
TJMデザイン(TJM Design)
家の修繕

しておいたんですが、ほぼほぼカッターで形成です。その代わりカッターの刃は意外と切れ味悪くなるの早くて5回くらい交換しました。普段は殆ど交換しないので、この1週間で10年分を消耗しました。


途中だいぶ端折ってますが、この後意外と苦労してます。


今回は、シートベースにただ表皮を包むのではなく、タンデム側のシートベースを残した状態でシングルシートにするので、運転席の後ろ側を表皮で包み込むことができません。

シートベースに表皮を固定します。黒い部品は4mm厚の塩ビ板。



その上にスポンジを置き、表皮で包んで裏側をタッカーで固定していきます。
右下の赤い工具が今回買ったエアタッカー


バイクパーツセンター 汎用エアタッカー 6mm 8mm 対応 903801
バイクパーツセンター 汎用エアタッカー 6mm 8mm 対応 903801
バイクパーツセンター(Bike Parts Center)
自動車用品

はり付き送料込み¥3798円。もちろんエアコンプレッサーがあること前提ですが、手動タッカーが千円ちょっとなので、この機能と品質ならムチャクチャ安いです。


実はエアタッカーはもともと持っていたんです。が、針の長さが10mm~24mmと、バイクシートを張るには長すぎて使えませんでした。今回は6mm8mmが使用できるものです。
安いからなのか、この商品には安全装置がありません。今までもっていたものはタッカーを打ちたいところに押し当てると安全装置が解除される仕組みなんですが、この商品はトリガーを引くと、いつでも針を発出してしまうので注意が必要。形と言い、機能と言いほとんど鉄砲ですが、針が軽い為飛距離も威力もたいしたことはありません。が、指くらいなら運が悪いと打ち抜いてしまいます。安全装置の有無に関係なく、こういう工具は保護メガネは必須です。幸い?私はもともと花粉用保護メガネしているんで常に装着です。

で、こんな感じ。ほぼ完成に近いんですが、ここまで来るのに結構張り直しをしています。
シート表皮がでかくて取り回しが悪かったんでざっくり生地を切ったら切りすぎでギリギリになってしまいました。
てか、たぶん切りすぎでした。伸びの良いシート表皮なんでごまかせていますが、たぶんきちんと切れていたら張るのもう少し楽だったと思います。シートは凹凸があるのでかなりピンピンにしないとシワが寄ってしまいます。

完成!
思った通りのものが出来ました。シート後ろのシワが気になりますが、これが限界。2個目作ったらもう少しましになる気がしますが・・・
それよりなにより、シートベース丸出しなのはどうなのか?
ってことで、急遽タンデム部分にもシート表皮貼ることにします。



一応、申し訳程度のスポンジを張っておきます。

完成!


タンデムバーがあるので、タンデムベルトは必要ないのですが、ここにしわとすき間が集中しているので、目隠しに装着。ステップルで片側3か所留めただけなので、実際に同乗者がこれ掴むと大変なことが起きます。
シングルシートとして作成しましたが、普通に逆段付きのタンデム有シートに見えます。


ちなみに、シングルシート化で注意しなければいけないのが、同乗者用の乗車装置が装着されていないと乗車定員が2名の車検証と相違が生じ不正改造になってしまいます。車検証を2名乗車のままにしておくにはグラブバーまたはタンデムベルト、そしてタンデムステップを装着していなければだめですのでご注意。ちなみに、シートは無くてもOKらしいです(笑)


今回、デザイン的にタンデムシートっぽいものを付けましたが、ここに人が座ることは無いでしょう。でも、念のため座ってみましたが、長時間は無理・・・ですね(笑)
荷物置き場なんで問題なしです。


ちなみに荷物置いてみました。
ワンタッチテントです。防水バックにタープと一緒に入れてあります。
こちらが今までの純正シートに乗せた時。

下が今回作ったシングルシート。

ムチャ安定感があります。給油口も問題なく使えます。
そして!
重心が明らかに下がってます!!
ひとまずは大成功!


で、肝心の座り心地なんですが、
良い!!
目線が上がって見晴らしがいい!
ヒザが楽!
足つきも問題なし!
3cm以上上がっているのに、両足べったりは変わらずです。(ただし、意識しない普段使いなら踵は少し浮く感じ)


不安材料として
おしりに当たる部分のシートスポンジが固くなったので長距離はおしりが若干痛いかも・・・
あと、シート高が上がった分、ハンドルが低いです(泣)
慣れのせいかもしれませんがなんだか落ち着かない・・・
そして、タンデムシートとのすき間が発生しているので、雨に降られるとスポンジが雨水を吸い込んでしまう可能性があること・・・
一応染み込みにくいようにシートベースに穴をいくつか開けて逃がしを作ってはいるんですが、こればっかりは降られてみないとわからない・・・


以上、シート改造完了!



と、思ったのですが、やっぱり座り心地がいまいちしっくりこない。たぶん、初めからこういうもんだ。と、思えばそのうち慣れるんでしょうが、純正のネガポイントを改善すべく自分好みに改造したのに「あれは治ったけどこれは前のほうがよかった・・・」って感じで、気になってしょうがありません。


具体的には、シートが高くなった分、上半身が前傾になった為、腕と腰に負担がかかる。それを回避するために乗車位置をシートの前側に移し上体を起こそうとすると、シート前側は幅が狭い。しかもシートクッションが以前よりも硬くなっているので長時間はお尻が痛くなる。


対応として
①シート高、または形状を再設定する
②ハンドル位置を高くする。


①は可能は可能なんですが、また一からやり直しは気が重い。しかもシートベース、シート表皮とも工場出荷時と今回で二度タッカーで穴をあけてしまっているので、やり直すと強度が心配。最悪また買いなおしなんてことも…
②は、ハンドルバーを変更することで解決できますが、結構面倒くさそうです。それに、純正のグリップヒーターが使えなくなる可能性があり、それは避けたい。


そこで思いついたのが、「ハンドルバーライザー」なるもの。

Bruce & Shark(ブルース・サメ) オートバイ ATV バイククワッド用 7/8インチ ハンドルバー ライザー ビレット チタン
Bruce & Shark(ブルース・サメ) オートバイ ATV バイククワッド用 7/8インチ ハンドルバー ライザー ビレット チタン
Bruce & Shark(ブルース・サメ)
自動車用品


これの良いところは
・装着が簡単。
・高さ、角度が装着前に想像しやすい。
・純正グリップヒーターがそのまま使える。
そして何より
・安い!!
純正のハンドルにスペーサーを噛ますタイプなので、ハンドルバーその他もろもろハンドル周りに装着された純正部品がごっそり使える&脱着が要らないわけです。
そして、ハンドルバーを変える場合、まず形状の選択になるんですが、形状が3次元で変化するのでいざ装着してみると「思っていたのと違った…」ってことが起こりえるわけです。


その点、この商品は幅や角度は純正のままなので、純粋に位置だけを変化させることができます。○○センチ手前に○○センチ上にってのが、ネットの情報だけで想像できるんです。


で、装着してみました。


跨ってみました。


良~い!いい感じです!




しかし、ここで大誤算が・・・
この後、リアタイヤ交換する予定でした。古いタイヤと新品と見比べて気が付きました。

替えると車高あと1cm上がる…
こればっかりは交換しないってわけにはいかないので交換しました。


足つき、ギリです~(泣)
交差点のわだち、気を付けて停まらないとコケるかも・・・


とは言え、シート替えると乗り心地が物凄い変わりますね!
もちろん今回は良い意味で!なんてったって、何度も調整して自分のスタイルに合わせていますから。
乗車位置が高くなるので倒し込んだ時のバイクとの一体感も違います。積極的にバイクをコントロールする気になれます。


バイクの部品交換の中でマフラー交換って定番ですが、インジェクション車なんて最高出力


が変わるわけじゃないので、むしろシートをオーダーメイドしたほうがよっぽど有意義なんじゃないか?って思います。ぜひ皆さんにお勧めします。


今回の教訓。シート高を変えるときはタイヤ交換してからにしよう!

近所のお散歩。・・・で転倒。被害は・・・

5月5日、子供の日。
童心に帰り?F650GSでこういうところに行ってきました。

砂に前輪を取られ見事にコケ、左
ナックルガードとクラッチレバーを折りました(泣)
この画像はやっと停車できる平らな場所まで移動してから撮影です。
転倒した場所は早く移動しないとジムニー君に轢かれそうなブラインドカーブだったので・・・

クラッチレバーは先っぽの丸い球が取れました。そこが折れることで衝撃を吸収して修理するまでクラッチ操作に支障が出ないようになっているのでしょう。


そもそも、このコースはGSで行くような場所では無かったようです。ランクルもロングなら入ってこれない場所だし、GSでもジャンプしないとアンダーガードを地面に擦るようなヒルクライムのアップダウンがある。それに加え川沿いのフカフカな砂地で、こういう道ではGSは超アンダーステア。トラクションかけてリアに荷重移動するもフロントがグリップを失って全然曲がらない。かといって荷重を前後ニュートラルにしてもやっぱりズルズル滑って曲がらない・・・


前にTS90と言うスズキのビンテージオフできた時はかなり楽しませてもらったんですが、GSで来てみるとイメージは一転。フロントが重すぎてコントロールができないし全く楽しくない。
入り口に入った瞬間Uターンをしたくなったんですが、大きい車体ゆえにUターンできるところも見つからず、Uターンのタイミングを見失いそのままズルズルと・・・観念して突き抜ける覚悟をしたものの敢え無く転倒。


怪我なく自力で帰ってこれたのが不幸中の幸い。
200Kgの車体でアドベンチャーゆえに重心は高め。少しバンクのある谷側にコケたうえ、下は砂地でバイクを起こそうにもズルズル奥に滑っていくばかり・・・
何とかギリ起こせましたがこれは危険だった・・・


BMWのカタログなんかには川渡りしている写真が載っていたりするんですが、あのイメージでオフに入ってはいけないですね。


もちろん、私のテクニック不足なんですが、このバイク、基本はツーリング用のようです。
気持ち、ハンドルバーが左に傾いているような…