節約ライダーのブログ(F650GS)

子持ち貧乏サラリーマンが(カミさんに怒られないぎりぎりで)人生を最大限に楽しんでます

ツーリング用洗濯ネット制作

旅の準備が着々と進んでいます。
今日はバイク本体ではなく、旅の持ち物のお話。


長期ツーリングとなると、必然的に汚れた衣服が洗濯物として発生します。しかも途中で実際に洗濯も必要になってくるかもしれませんし、雨に当たれば湿気た衣服も発生するかもしれません。


ホテルを使用した旅なら部屋で掛けておけば次の日までに乾かしておくことも可能ですし、あるいは車の旅なら車内にハンガーでも使ってかけておけばいずれ乾くでしょう。
それ以前にホテルでも車でも雨に濡れることはないし、着替えも多めに持って行くこともできます。


ところが、バイクの旅。しかもキャンプを主体とした旅はこの点でちょっと工夫が必要になってきます。まず、雨に降られればたとえ合羽を着ていたとしても衣服が濡れることは必至。濡れた衣服を乾かそうにもキャンプ場のタープの下ではなかなか乾きません。


そして、積載に限界があるバイク故、着替え目にを多めに持って行くこともできませんし、最悪持っていた着替えすら雨の侵入で濡れてしまうことも考えられます。
過去に、雨でぬれた次の日が幸い超いい天気に恵まれ、濡れた衣服を家に帰って乾かそうとバックにしまって移動したことがあるのですが、帰宅後にバックを開けたところ、直射日光で温められたバックの中の衣服が物凄い異臭を放ってたことがありました。


濡れた衣服はとにかく早く乾かすことが必須なのです。


で、一番いいのは濡れた服は密閉せずバイクの外に括り付ければ走行風で乾くのですが、いかんせん見た目が悪い。
そこで考えたのが、旅の衣服収納用によく使われる洗濯ネットをバイクの荷物に括り付けること。ただし、これも「いかにも・・・」って言うことで、中が何なのか見えにくい色の洗濯ネットを探したのですが、¥100均にも、あのAmazonでも白色ばかりで黒や紺が見つからない。


結局、作ることにしました(笑)


使用したのがこちら。
これ、どこで買えるのか?答えはAmazonなんですが、何用か?・・・


答えは、スピーカーの「サランネット」です。
これは、我ながら良いアイディアでしたね。
まず、スピーカーの前面に張ることを前提にしているので、音の劣化を最小限にしなくてはいけないため、非常に通気性がいいのです。



って言うか、まんま洗濯ネットの素材です(笑)。
しかも、サランネットは色は黒が主流。選びたい放題です。そして安い!

スピーカー布 メッシュ布 グリル ステレオ ギル ファブリック スピーカー 全3色 - 黒
スピーカー布 メッシュ布 グリル ステレオ ギル ファブリック スピーカー 全3色 - 黒
Homyl
カメラ



安いとはいえ、通常洗濯ネットなんて¥100均でしか買ったことないんで、
¥660とは言え決して安くは感じないんですが、むしろ¥100均の値段が異常なんです。
ちなみにスピーカー用のサランネット買うのは今回が二回目。一回目はその名の通りスピーカーにかぶせるために25年前に買ったことがありました。幌の車のリアに大型スピーカーを積んでいて、外からスピーカーが見えると格好の餌食になるためにホームセンターで購入。
昔はホームセンターで売っていたんですが、最近は巷で全く見かけませんね。

形状はまんま洗濯ネットなので、袋の上部にチャックを付けたシンプルなものを作ります。
ただし、チャックと簡単に言いますが、縫い付けるには意外と難しい・・・
チャックは百均で1mにスライダーが2個ついていたもの。


完成! このサイズを二個作りました。

これが渾身の作の、チャック部分。チャック下の止めは裁縫箱にあった端切れを使用。生地と形からスーツのズボンの裾ですね。ここだけ高級素材になっていて、良いアクセントになりました。



ちなみに、これは2個目に作った成功品。1個目は縫う生地の場所とチャック中心が近すぎで、スライダーを動かすと周りの布を噛みこんでしまうことが度々・・・


同じ黒い糸で縫ってしまったことと、使った生地が伸びるのでやり直しは諦めました。
縫いなおすくらいなら、チャックの部分を切り取って新たなチャックを付けたほうが楽です。


百均でもAmazonでもいいので、黒の洗濯ネットぜひ売ってください・・・

自作‼バイクのスクリーン!

昨日バイクのスクリーンを自作しました。


今まで付いていたものがこれ。

何が不満かと言うと、まず第一に低いんですよね。そして細い。
これまでは大して不満では無かったのですが、先日シートのアンコ盛りして、着座位置が3cmほど上がったことから、体に当たる風の量が以前より増えたため、これは長距離乗っていると疲れるかも・・・と言う結論に至りました。
改めて見るとスクリーン自体の大きさは小さくはないのですが、傾斜がほかのバイクのスクリーンと比べてきついのが分かります。普通のデュアルパーパスだとスクリーンの裏側にナビ用のスマホを置いていたりするんですが、このバイクはそれをやるとスマホを
横置きにするか、スピードメーターかタコメータのどちらかを諦めるしかありませんでした。雨が降ったときもスマホに雨が当たらないのでスクリーン裏のほうがいいんですよね。


ただし、今回はとりあえずスマホホルダーの位置はそのままにしておきます。実はミラーの根元に装着した今の場所が操作するには意外と操作しやすいんですよね。


まずは純正スクリーンを外します。のっぺりしています。

M5のネジ4本で固定されています。


もともとは透明のスクリーンが付いていたのですが、デザイン的に黒のほうがカッコよく見えたので、全く同じ形の黒を三年前にヤフオクでポチったものです。


下の画像で外したスクリーンの下にあるのが今回使用する塩ビ板で、3mm厚、色はスモーク。大きさはほぼ変わりませんが、取付の傾斜を立てて防風性を高める予定。傷がつかないようにギリギリまで保護シートをかぶせておきます。


更に、今回は固定強度を高めるために4mm厚の塩ビ板をベースにします。
右下が欠けているのは先日、キャンツー用の荷物置台を作った際に使いました。


まずは段ボールで型紙を作ります。


今回のポイントである強度を確保するために、取付ネジの位置は慎重に検討し、いろいろな金具を試した結果、純正の下のネジを2本、さらにサイドのウィンカーを固定するパネルのネジ左右一本ずつ共締めすることにしました。純正は同じく4本で固定されていますがネジの位置関係からしてかなり強度が上がると思われます。


あらたに固定するネジ位置は画像では段ボールで隠れていますが、ウィンカーの真上にあります。


段ボールの型紙を塩ビ板に転写してジグソーでカットします。


ちなみに上記作業では絶対に左右対称にはなりません。フリーハンドで形成するので必ずズレて来ます。なので段ボールから塩ビ板にそのまま転写すると左右で形が違う…ってことが起きてしまいます。この場合は左右の「上手くいったほう」を採用し、型紙を左右裏返して対称に転写します。

切り出しました。


なんか「鼻」みたい・・・


で、ここで問題が・・・


バイクではありません。
作業スペースを確保するために息子の自転車を移動したのですが、ステムベアリングにすき間ができているのか、ハンドル&前輪とフレームに若干のガタが来ていました。


息子は午後にサッカースクールで自転車を使用するらしいので急遽自転車の点検開始。
幸いステムベアリングは増し締めで治りました。が、よくよく見ると前輪ブレーキも効きが甘い。さらにブレーキの取付も若干ゆるみが生じている・・・
ブレーキは微妙な締め付けで取り付けられているようで、締めすぎるとブレーキが固着し、緩いとガタが生じる・・・微妙に調整しても最後にロックナット締め付けると硬くなったり緩くなったり・・・


なかなか手ごわい相手でした。



気を取り直して、スクリーン制作の続き。
切り出したスクリーンの曲げ形成は熱によって行いますが、私はヒートガンを持っていません。ガストーチと言う手もありますが、経験上熱し方が非常に難しく、焦げや曇りが生じてしまうことが多いことと、今回は曲げの対象がなかなかの大物の為、新兵器登場!



ホットプレートです(笑)


しかし‼ここでまた問題発覚!!

ホットプレートの取っ手を取り付けるネジがユルユルです!
すでにネジ山が崩れてしまっており、締め付けても際限なくネジが回ってしまう状態・・・


一度温め始めた塩ビ板を救出し、修理します。
修理って言ってもサイズアップしたネジをはめ込むだけですが・・・無事修理完了!(笑)




気を取り直し塩ビ板を曲げていきます。


板のほうがホットプレートより大きかったのですが、蒸気で中央を曲げ、ある程度まで曲がると後は左右一面ずつ曲げることができるのでホットプレートのサイズはこれで十分。


ここまでは比較的簡単に曲がるのですが、問題はこれから。


ホットプレートのサイズはこれで十分なんですが、いかんせんパワーが足りず・・・
蓋を開けた直後の沸騰したお湯であれば作業が早いのですが、蓋を開けると気化熱で熱が逃げてしまうことと、板を入れて出してを繰り返すうちにどんどん湯温が下がり、曲げることが難しくなります。

何とかここまで曲げました。

装着を繰り返し、微妙な角度をつけていきます。

曲げ加工も湯温の関係で難しかったのですが、何気に難しかったのが実はライトの形にスクリーン下部をVの字に整えること。
これはスクリーンの角度を調整しながら形を整えるので、角度を変えるたびにVの字の角度を調整する必要があり、何回も切りなおししていますが、ジグソーで微妙な角度調整って実は難しいんです。ジグソーの歯の入り角度が浅いと歯が入りずらいのでジグソーの歯の入り始めは角度をきつめに、その後に正しい角度に戻していくのですが、この微妙なずれを正しく形成し直すのがとにかく手間がかかるのです。


固定穴を慎重にフリーハンドで決めていきます。3か所までは1mmの狂いもなく完璧なまでにぴったりの位置で決まりました。が、なぜか4か所目が1センチもずれました(泣)
気のゆるみでしょうかね~


ワカメちゃんのもみあげ見たいな横の「クリっ」とした部分はちょっと直しました。


ベースはとりあえずこれで良しとします。


続きましてスクリーンです。
実は車体にがっちり固定する要はベース部分で、あちらが完成すればもう8割は完成したも同然。しかもベースは4mm厚で、スクリーンは3mm厚。この1mmの差は、曲げ加工の難易度ではかなりの違い。薄いほうが簡単です。とはいえ、外観的に目立つのは間違えなくこちらなので、引き続き慎重にそして、大胆に作業を進めます(笑)。
この時点で約3時間。プラス昼休憩で日が傾いてきました。

ホットプレートでは火力が弱いのでトタン製のたらい+卓上ガスコンロで試しますが、ホットプレートと火力はほぼ同じ。たらいにはぴったり合う蓋が無い分若干昇温に時間がかかります。

きついエッジを付けようとして曲げすぎで曇りが発生。
ベースと重なって目立たない下側にすることにします。



ベースに固定しハンドルを切ってもあたらないように形成。


アクリルではなく塩ビを使用した理由は加工時に割れにくいから。その代わり耐候性と透明性がアクリルに比べ落ちます。しかし、塩ビとは言え透明塩ビは不透明より割れやすく何か所か割れてしまいました。さらに小さくカットしてごまかします。


角をやすりで削り完成!


本来ならもう少し仕上げをしたいところではありますが、今日は疲れました。

若干スクリーンの中央の折れ部分が左寄りです(笑)
スクリーン取り外してお湯温め直してまで直す気力はないので、後日ヒートガンを買って直します(笑)


で、日を改めて本日、試走してみました。


確かに体に当たる風は明らかに減りました。が、ん~・・・ちょうどヘルメットに当たる部分の気流が乱れてますね~


これはヒートガンで上部の形を形成し直し必要ですね。
さすが純正はよく考えられていますね。
負けませんよ~

北海道ツーリング用にバイクのステップ改造

ロングツーリングでも疲れない乗車姿勢へ改善するため、ステップを改造します。
簡単に言うと、ステップの高さを低くして、膝の曲がりを緩やかにすることを目指します。


最初は市販品を探したのですが、マイナー車種が故?古い車種が故?
F650GSのステップ位置を変えられる製品は見つかりませんでした。


で、自分で何とかするのが私のポリシーです。
今回は高さを下げるのではなく、厚みを削って足を置く位置を下げる感じです。
オンロード向けのバイクであれば、ステップ位置を下げるとコーナーでステップを擦りやすやすくなるためあまり極端にはできないでしょうが、このバイクなら位置をかなり下げてもステップを擦ることはありません。もともと位置が高いですからね。
ではなぜ位置ではなく厚みを調整するのか?
答えは


それが一番簡単で安上がりだったから(笑)


早速完成画像です。物凄く下がっているように見えますが、実はステップについているゴム部分は元々取り外しができるようになっているので、私が手を加えたの金属部分のギザギザを削ったこと。つまり、せいぜい2mm~3mm下げただけです(笑)。

加工前と加工後のステップを比較してるんですが同じものをヤフオクでゲット。
F650GS用ではなく同年代のR1200GS用。
色が違いますが、たぶん全く同じ部品です。車種違いで互換性あるかどうかの確信が持てなかったのですが、現車に合わせてみて一安心です。
ちなみにR1200GS用のローダウンステップはアフターマーケットで製品化されているようですが、新品で2万以上します。互換は分かりませんが、たぶん行けます。もちろん私は価格的に却下(笑)


アールズギア(r's gear) ローダウンステップ R1200GS/GS-A BB00-0003
アールズギア(r's gear) ローダウンステップ R1200GS/GS-A BB00-0003
アールズギア(R's Gear)
自動車用品


加工と言っても大したことしてはいないんですが、ご近所さん的にはかなり大掛かりなことやってると思われてるでしょうね。騒音的に・・・


で、なぜこんなメンドクサイことをして、たかが2~3mm削ったかと言うと、実は純正ゴムを外すだけだと、このギザギザがブーツの底に引っかかるんです。この引っ掛かりによって「ヒヤッ」っとしたことが1度や2度ではありません。そのためゴムを外してステップを下げることは封印していたのです。特にロングツーリング用によく履くトライアルブーツ。

Berik ベリック Terrain Adventure Enduro/MXf 2019モデル モトクロスブーツ オフロードブーツ バイク(48(約31.5cm) ブラウン)
Berik ベリック Terrain Adventure Enduro/MXf 2019モデル モトクロスブーツ オフロードブーツ バイク(48(約31.5cm) ブラウン)
Berik
自動車用品

(私のブーツはモデルチェンジ前のものです)
これは不整地での歩行を前提に靴底がギザギザになっているのですが、このステップのギザギザと靴底のギザギザが特に嚙み合いやすいのです。オフに行ったときは気合い入れてるので全く問題はないのですが、ロングツーリングでボケっと交差点で止まろうと足を出した瞬間、靴底がステップに引っかかるのは考えるだけでゾッとします。


まずは純正品の画像。

R1200GSと比較してみましたが、色以外に違いが見つけられません。試しに外して取り付けてみましたが全く問題なく使えます。


加工するのは今まで付いていたF650GS純正品のほう。
まずはゴムを外します。
下側に付いた➡状のゴムの突起2箇所をペンチで縮め上に押し出します。
しかし、錆びがひどいですね。いつか直しますが、今日はそれどころではないので・・・




グラインダーで削っていきます。

ちょっとずつ削りました。
もう少し削りたいのですが、今回はこの程度にしておきます。
これでゴムと合わせると10mmくらい下がっているはずです。

表面を仕上げます。
そのままではバリが出ているのでブーツがムチャクチャ引っかかります。

最後に#800くらいのペーパーでがならします。

ステップはこの程度。
しばらく使ってみてもう少し下げたい場合は後日もっと削る予定。
あと10mmくらいは下げることができそう。



続いては、下がったステップにシフトペダルを合わせます。
このままだと足を動かした拍子ににペダルに足が当たってシフトダウンしちゃいます。


軸をカシメているボルトを緩めペダルを一度外しギア1歯分下げます。


ここで問題が・・・


緩めるときは何とかなりました。
かろうじて15度くらいは動かせるので、スパナの裏表を交互にすることで2回で30度。つまりナットの一山分を動かすことができます。



問題はペダルを下げた後の締め付け。
緩めるときはギリだったものの、ペダルを下げたことによりすき間が狭まりスパナが動かせません。スパナとナットのすき間の遊び部分しか動かせません。


ソケットレンチも全く入りません。

ソケットレンチが入りません。
下はエキゾーストパイプが、後ろはフレームが、上はエンジンが・・・

角度を変えてリアタイヤ側からアクセスを試みるもこちらも入りません。



試行錯誤をした結果、この組み合わせを


後ろからアクセスしてようやっと届きました。

遠っ・・・


すっごい変な角度で力を入れなきゃならないので握力が必要です。


これ、メーカーは一体どうやって調整する想定なんでしょう?


一応、ペダルを固定している部品ごと外すとアクセスできるようにはなるんですが、それは結構メンドクサイし、ステップに合わせて調整しているのに、ステップ外しちゃったら組み直すまで高さ感覚が分らない・・・
やっぱりBMWお得意の専用工具でしょうかね?


エンジン内とか重整備に使う工具が特殊工具なら文句はないんですが、クラッチペダルくらいはチョイチョイっと調整させてくれよ!って、思います。
だって、履くブーツによってちょうどいいクラッチの高さって結構差がありますよ~。
私も、普段履きのツーリング用ブーツと、ロングツーリング用のトライアルブーツでは1ノッチくらい変えてもいいくらい差があります。トライアル用は足の保護のためにくるぶしの動きが制限されているのであまり動かせません。モトクロス用なんかは完全に固定ですしね(このイバイクにモトクロスブーツ履く人はいないと思いますが・・・)。なのでシフトアップの時にペダルの下に足が入れずらいんで高めに調整するんです。
しかもこのクラッチペダル、ギアの歯一枚ごとの大雑把な調整しかできないんですよね~。

完成!(とりあえず様子見)


このバイクの前にはカワサキに乗っていましたが、国内ではメンテナンスしにくいと言われるカワサキでさえ、BMWの前では優等生に思えます。


車なんかはシートもハンドルも高さや角度や前後位置が簡単に調節できるのに、バイクは調整に時間がかかるどころか、部品交換が必要だったり、部品交換すらできない部分が多いですからね~。
まぁ、私の場合はこうやって、無い部品や捻出できないお金を、知恵と時間と力技で乗り越えてそれを楽しんでやってますからいいんですけどね。


後は後片付けして終了なんですが、この時気が付きました。


「新しいステップ買う必要あったか?」


失敗したとき用の保険?



とりあえずステップはR1200GSと互換があるのは確認しました。


要らんかったかも・・・